オンライン申請がついに外国人本人にも解禁! が…

https://www.moj.go.jp/isa/content/001368775.pdf

3月16日より、オンラインによる在留手続に係る利用者が拡大され、外国人本人でもオンライン申請が可能となりました。

ですが、申請には事前の利用者登録が必要であり、そのためにはマイナンバーカードの取得や、ICカードリーダライタを準備する必要があります。しかも、現在のところスマホには対応していないため、パソコンからの申請になるようです。マイナポイントなどの宣伝により、外国人の間にもマイナンバーカードの取得が促進されつつありますが、このオンライン申請の目的のためにどれほどの人が所持するようになるのか、甚だ疑問です。まして、ICカードリーダライタまで準備しようと思う人がどれほどいるでしょうか?「申請人の利便性向上」と言いながら、実際にはハードルが高く設定されているように思えます。

尚、このマイナンバーカードですが、取得に時間がかかり、外国人の場合は有効期限が現在の在留カードと連動しているため、在留カードの更新のたびに市役所へ出向いてマイナンバーカードも更新していかなければなりません。これを怠ると、カードが無効となり、復活させるには最初から作り直しが必要になるという厄介な手続きになります。最初に作っただけで、その後更新せずに放置している人も多いのではないかと思われます。いざICカードリーダライタに入れたとしても、期限切れで無効になっている事に初めて気づくなんて事も発生するでしょうね。

まだ発表されたばかりの情報なので、今後どのように利便性が更に向上していくのか、今後の動向に注目です。