社労士試験総括

詳細結果について

選択式34点 択一式47点でした。すべて各科目とも基準点以上を満たしており、救済措置に関係なく合格でした。今回は選択式の社会保険に関する一般常識の平均点が低かったため、2点でも救済となりましたが、3点を死守できたのは良かったと思います。択一の点数は自己採点よりも低かったです。おそらくマークミスか途中で答えを変えたのを自分で把握していなかったものと思われます。それだけ本番中は緊張していたという事でしょう。

勉強時間について

詳細に計測していたわけではありませんが、おそらく1000時間は余裕で越えていたと思われます。2回目の挑戦でしたので、初年度の反省を元に自分に不足していると思われる分野を中心に勉強を進めて行きました。大原の「社労士24」という教材で基本事項を繰り返し学び、同社のトレーニングアプリでアウトプットを鍛えました。直前期には他社の模試も受け、本試験へのシュミレーションをイメージした対策を立ててきました。

来年度受験される方へ

良く言われている事だと思いますが、ある程度の対策をして実力をつけてきた方であれば、この試験の合格と不合格は本当に紙一重だと思います。択一式で50点取ったとしても、選択式のある科目で2点となり、救済措置がなかったら、それだけで不合格という非常に理不尽な試験です。そのような悔しい思いをされた方の事を思うと、少なくともその方たちの面前で自分の合格を素直に喜ぶことはできません。

試験を受ける前から、選択式の一般常識が大きな障害であることは分かっていました。過去の救済措置が発動された科目からもしてもそれは明らかです。私の場合、4月ごろまでは択一式の為の基礎知識の習得に時間を費やし、5月くらいから選択式の一般常識の準備を始めました。労働統計や白書などの重要項目を広く浅く目を通し、ヤマを張ることは避けました。何社か模試を受けて、統計や白書からどの部分が出題されているのかという情報を多く持てたのが良かったと思います。今回の本試験でも、模擬試験で経験した問題とほぼ同様のものが出題されました。情報戦に勝利した気分でした。

最後にお伝えしたいことがあります。試験勉強は孤独との闘いであるという事です。通学でオフラインの同期の仲間と群れたり、SNSなどのオンライン上で情報を共有し合うこと自体は否定しません。「頑張っているのは自分一人だけではない」という気持ちを持つことはモチベーションアップのために必要だという意見も理解できます。但し、本試験において最終的に頼れるのはあなたしかいません。誰もあなたのそばにいて代わりに問題を解いてくれる訳ではありません。もし孤独を埋めるためだけに仲間と群れている、あるいはその確認のためにそうしているとしたら、その時間はもったいないです。自分の成長を実感するためにひたすら勉強する方が価値があります。表面的な群れに妥協せず、自分の為に時間を使ってください。孤独に耐えましょう。