個別の資格外活動許可申請

事業所に所属して就労する外国人が副業やバイトをする時に申請する資格外活動許可についての問い合わせを受けることが多くなってきました。この場合の資格外活動許可申請は学生や家族滞在の人が行う包括的な資格外活動許可申請とは違い、どこで働くのかを明確にしてから申請書を提出しなければなりません。

昨今の雇用環境の変化も相まって、先月相談を受けたのは、副業で広告宣伝業の翻訳や通訳業務をテレワークで行う予定の外国人の方でした。自分で申請を行うのが不安で、専門家のサポートを受けたいとの事でした。事情をよく聞き、雇用契約書を確認しながら、申請理由書を念入りに書き上げ、無事に申請が認められました。在留カードとパスポートを本人へ返却する時にとても嬉しそうな顔をしておりました。

出入国在留管理局のHPを見ると、資格外活動許可申請については、添付書類については何も言及されていないので、申請書だけで良いように思えますが、個別の資格外活動許可申請については、これまでの経験から少なくとも以下の書類を準備すれば申請が認めれやすくなると思います。

①本体の在留資格で活動している所属機関が発行した、副業・バイトを認める旨の証明書 ②副業・バイト先との雇用契約書 ③副業・バイトを行う申請理由書